条文と戦う女社労士受験コンサル Sha-ra-run Haruの表日誌

2010年06月29日

人間は忘れる動物 〜 エビングハウスの忘却曲線

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子供の記録をほとんどつけていないので、ちょっとしたことはブログを記録代わりにしようと思っています。

そしていつか、画像とテキストを抜いてアルバムにでもできないかと目論んでいるが、果たしてその日はくるのだろうか・・・

・・・ということで、まめに息子ネタが出てくること、お許しくださいませ。

テレビで映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』を見た次の日に、
レゴで海賊船を作った息子(8歳)。
(たぶん1ヶ月ほど前。今日の暑さからは想像できない寒い日の服装してますね〜)

私は芸術的センスがゼロなので、見たものを形にしてくれるだけで感動。
あ〜、私に似なくてよかった

この海賊船は、映画『2012』『アバター』を見た後、改良が加えられて、もっと豪華な戦闘機(?)に変貌していくのでありました。その画像もいつか・・・

人間は忘れる動物 〜 エビングハウスの忘却曲線

ドイツの心理学者エビングハウス氏が記憶について実験したその結果を表す「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか。

20分後には、42%を忘却し、
58%を覚えていた。

1時間後には、56%を忘却し、
44%を覚えていた。

1日後には、74%を忘却し、
26%を覚えていた。

1週間後には、77%を忘却し、
23%を覚えていた。

1ヶ月後には、79%を忘却し、
21%を覚えていた。

(グラフに表せば分かりやすいのですが、ここでは省略。
検索すると沢山でてきますよ)

記憶したことは、1日の間に急激に忘却し、その後、緩やかに忘却していきます。

この実験で使用されたのは「関連を持たない無意味な音節」ですので、
法律の学習など体系的な知識では、忘却はもっと緩やかに起こると考えられます。

「数字を覚えるのが苦手」という声が多いですが、
流れのある法律の中に突然でてくる“数字”は
ある意味「関連を持たない無意味な音節」ですよね。

だから覚えにくいのかもしれません。


さてさて、受験生にとって問題なのは、
今日勉強したことを完璧に覚えたつもりでも、
そのままにしておくと1週間後には23%しか
記憶に残っていないということ
です。

1ヵ月後には21%しか記憶に残っていません。

「21%しか」という表現をここではしていましたけど・・・

私が受験勉強したときの記憶では、
勉強してから1ヶ月間復習しなかったとき
覚えている量が「ほぼゼロ」という感覚を持ったのを覚えています。

受験勉強をしている場合は、このように「人間は忘れる動物」であることを念頭に置かなければなりません

1回テキストを真剣にやって、過去問に取り組んだからと言って
その項目をクリアーしたわけではない
のです。

必ず忘れます!!

「人間は忘れる動物」なのに、数ヵ月後に「覚えていない〜」と呆然とするのです。
「どうして覚えてないの〜」と自己嫌悪に陥るのです。

当たり前のことなのです。
忘れるのはあなただけではありません。


しかし、社労士試験に合格するには、
勉強したことをきっちり記憶しなければなりませんよね。

それには、
「忘れる前に繰り返し反復する」です。

勉強した後、なるべく早く復習をするんです。

例えば、
今日勉強したこと
寝る前に 又は 翌日、勉強を始める前に復習 します。

復習は“書く”という作業をすると時間がかかってしまうので、
口に出してみたり、頭の中で整理しながら読んでみたり。

これで「1日後に74%を忘却」を食い止めることができます。

かといって、このまま、また1ヶ月復習しなければ、
かなりの部分を忘れてしまいます。

そこで、
「1週間前に勉強したことを復習」
「1ヶ月前に勉強したことを復習」
を毎日の勉強時間の中に組み込みます。


勉強することが多すぎて、そんな時間は取れないよ〜と思いますが、
1回目に勉強したときよりも、2回目に勉強したときのほうが、
2回目に勉強したときよりも、3回目に勉強したときのほうが、
その勉強にかかる時間は短くなっているはず
です。

実際、6月の今、以前よりも過去問を解く速度が上がっていますよね?


受験当時、私はこの法則を知りませんでしたが、半年で合格できたのは、この“短期間での繰り返し”に寄るところが大きかったと思います。

とにかく必死でしたので、必然的にスピードが上がり、
“忘れきる前にもう一度触れる”という作業を無意識にやっていたんですね。

社労士試験まであと2ヶ月。

私の場合は、「(なんとなく)覚えてきたな」という感覚を持てたのは、本試験1ヶ月前ぐらいからです。

さらに、本試験日には合格したという手ごたえなしでした
そんな私でも合格できたのですから、必死に勉強しているあなたは大丈夫。

これからは、もっと「忘れる前に繰り返す」を意識してみてくださいね。

さあ、今日も頑張ろう

(関連:「ハルの社労士試験半年・一発合格の極意」P277
  「過去問は何回まわせばいいですか?」)


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