2009年06月04日
法改正講座の必要性
先日「法改正講座を受講しなくちゃいけないですか?」というお問い合わせがありました。
社労士受験生が法改正を把握するのは、【基本中の基本】です。
では、その理由を解説いたしましょう☆
------------------------------------------------
▼ 社労士試験範囲には毎年改正が多い!
------------------------------------------------
ネット上で検索してみたり、各指導校が出している情報、雑誌などでも、ある程度の法改正チェックはできます。
しかし、“ある程度”です。
大きな法改正の裏には、小さな法改正がたくさん。
これを個人で把握することは、不可能です(キッパリ!
受験指導をされている方や、執筆業に携わっているなら「大きな改正」によって、「ここも変わっているはず」と直感が働くこともありますが、
細かく法改正を追っていくと「こんなところも変わっているのか」なんてことはあたりまえ。
専門家じゃないと、しっかり把握できないんです。
(受験講師がすべての法改正を把握することもかなりムズカシイことで、フォローしてくれるスタッフがいないと“改正を知らない”ってことがあります。)
↑
驚くようなことではありません。
しかも、社労士試験の範囲にある法律群は、改正がお好き。
大きな流れを決める「法律」は国会を通さなくてはならないので、そんなにしょっちゅう変更できませんが、
条文中にある「厚生労働省令で定める」なんて部分は省で決められるのでコロコロ(は言い過ぎかもしれませんが)、変えることができちゃいますからね。
そして、受験指導側は数ある改正の中から、
試験に関係がありそうな改正点だけをピックアップしていくのです。
------------------------------------------------
▼ テキストはどんどん古くなっていく!?
------------------------------------------------
テキストが作成されたときは、その時の最新情報が盛り込まれています。
しかし、テキスト完成してからも、法改正は随時発表されています。
ですから、出所が同じでも、完成時期が異なればテキストや資料に書かれていることが異なる場合もあります。
これは誤植ではありません。致し方ないことです。
「答練を受けたときの解説と手持ちのテキストで記載が違う・・・どっちが正しい?」と悩むこともあるかもしれませんね。
だから、市販テキストには「追録」の申し込みはがきがついてくるのです。
(私はこういうの送らないタイプなんですが、 あなたは登録してますか?)
社労士試験範囲は生ものなんです。
------------------------------------------------
▼ 法改正講座が5月以降に開催されるのは何故?
------------------------------------------------
毎年、社労士試験の受験に関する発表が行われるのが4月中旬です。
そこに、試験範囲が明確に記載されます。
今年の場合は、【解答に当たり適用すべき法令等は、平成21年4月10日(金)現在施行のものとします。】
と書いてあります。
この発表により、試験範囲が確定しますので、1年分の法改正を解説する法改正講座が5月以降に開催されるのです。
それでも、なぜ4月中ではなく、5月になってしまうのか?
それは、毎年3月31日・4月1日に発表される改正が膨大なのです。
※今年は3月30日・31日に集中しました
3月30日公布分→ http://www.shararun.com/k_index/mokuroku/moku_0903v2.html
3月31日公布分→ http://www.shararun.com/k_index/mokuroku/moku_0903v3.html
それまでポツポツと発生した法改正は、事前にまとめておけますが、
3月31日・4月1日に発表される法改正に目を通すのはそれはそれは大変な作業。
しかも、意味不明な場合も多い・・・
かなりの読解力が必要だったりするんです。
ですから、なかなか4月中に開講するのは難しいんですね。
------------------------------------------------
▼ 法改正は作問しやすい!
------------------------------------------------
平成21年で41回目を迎える社労士試験。
択一の試験問題を作るのも大変な作業でしょうね〜。
5肢択一×10問=50個の○×問題を作らなくてはならないのですから過去の出題から似たような問題が出てくるのは当然のことです。
↑
これが過去問が大切と言われる所以。
問題を作る側としたら、ここ数年に出題しなかった項目を出したいし、変化もつけないんじゃないでしょうか。
だから!
法改正にまつわる問題を組み入れたくなるものです。
↑
THE 裏読み。
------------------------------------------------
▼ だから、法改正を把握することは必須。
------------------------------------------------
社労士受験では1点・1点の積み重ねが重要です。
誰もがとれない1点は無視してオーケー。
その分、平均点が下がるのですから。
でも、
【法改正が絡む1点は合格者の誰もが得点するところ】ですので、
もし把握していなかったら、その1点が致命的となり得るのです。
すでにテキストの中に織り込み済みとなっている法改正も多々ありますが、通常はだたの1項目であるところが、“改正があった”ということで、重要度がUPするわけです。
改正があった項目を知るか知らないかだけでも、意識の置き方が違いますよね?
インプットのされ方が違うはずなんです。
通学講座で、かつ、講師が法改正を把握していれば、随時法改正情報は手にいれることはできるでしょう。
↑
講師が把握していれば、です。していれば・・・
それに、ついこの前までは正しかったことなのに、法改正により
「間違っていることを覚えている可能性がある」のです。
!Σ( ̄□ ̄;)これ、ぞっとします。
------------------------------------------------
合格する人は、必ず法改正を把握しています。
逆に言えば、【法改正を把握せずに合格はない】です。
せっかく覚えた規定そのもののが間違っているのでは笑えませんよね。
-----------------------------------------------
法改正講座は通信でも通学でも構わないので必ず受講しましょう!
◎講師のいらないWord版法改正テキスト『ハルの知っ得法改正ゼミ』
※定価3,150円(法令集会員さま:2,835円)
※労基法、安衛法、労災法、雇用保険法、健保法の改正点をすぐにお知らせ
※国年、厚年、社一が近日完成
※労一、徴収は6月中旬までに
登録無料『社労士受験生応援メールマガジン』
7,000名以上の社労士受験生が登録している日本一購読者数が多い無料メールマガジンです。
トラックバックURL
この記事へのコメント
