2008年05月16日
本は10冊同時に
『本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術』(by成毛眞)
たとえば旅行会社の「世界遺産をめるぐ旅」などのツアーに参加して、ガイドが説明しているのをボーッと聞いているような人、これはロバである。
「俺、何のために働いているんだろう」とそんな疑問をかんじるならまだマシである。何も考えず、目の前にある仕事をこなして、アフター5には会社の同僚と飲みに行き、カラオケでストレス発散、朝は二日酔いの頭を抱えながら満員電車に揺られる毎日・・・そんな生活を送っている人は、アリンコと同じだろう。
本を読まない人間はサルである。
ここまで断言されるとは過激ですが、マイクロソフト社の代表取締役社長をも勤めた方なので、グーの根も出ません。
ベストセラー作家やできる経営者には読書家が多いということですが、たしかに「読書」って頭を良くするのかも、って中学生のときに思ったことがありました。
私は昔から国語(現代文)が苦手で、どうやって勉強すればいいかわからない子でした。
テストにある「“それ”を答えなさい」。
生粋の日本人である私が、3択問題であるのに関わらず“それ”がなんなのかさえわからず、解答が導き出せないことが、不思議でたまりませんでした。
そんな中学生だった私にとって「事件」が起こりました。
高校受験の年、偏差値が同じぐらいの男の子といつも偏差値の結果を見せっこしていたのですが・・・
その彼が、中学も終わりのころに、小説にはまって、本ばかり読むようになってしまったのです。
クラスには彼が読み終わった文庫ができたほどです。
私は「受験前なのに、勉強しないで本ばかり読んで大丈夫かしら?」と心配したのですが、
私の心配をよそに、彼の成績はグングン伸びて、国語に至っては偏差値が70越えをしたのです。
国語だけならまだしも、なぜか他の4教科(算数・理科・社会・英語)もエライ伸びたのです。
どう考えても影で勉強を必死にやっているようには見えないのに(本人もやってないと言っていた)成績が伸びたという事実。
「これって、読書のお陰としか考えられない!」と中学生の私には理解不能の出来事だったのでありました。
以前紹介した『「やる気」勉強法』の中でも、古文の講師をしている吉野氏は、大学受験時に現代文がまったく分からない状態だったが、朝日新聞の社説を毎日2時間かけて4ヶ月ノートに写し続けたら現代文が得意になったとのこと。
日本のテストは、当たり前だけど日本語で出題されます。
その問題を見て「何が問われているか」という読解力がなければ、どんなテストでもいい点をとるのは難しい。
そういう意味では、社労士の試験問題も「日本語だけど何を聞いているのかわからない」という世界ではないでしょうか。
本試験日まで時間がそうそうありませんが、「問題文自体が読みこなせない」という方は、読書家になることが手っ取り早いのかもしれません。
私としては、社労士試験の問題を読みこなすために条文慣れをしていただいたいと思っていますが。
⇒「条文慣れをしよう!」とお考えの場合はインターネット社労士法令集へ
ところで、その後の私?
高校生のときに読書家だったら、もうちょっといい大学にもっと楽に入れたのかもしれませんね
厚生労働省
ステッパー(14回目+4回抜け):本日はステッパーに換えてお片づけ
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