条文と戦う女社労士受験コンサル Sha-ra-run Haruの表日誌

2006年12月15日

社労士試験18年度合格体験記・4-3

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2日連続で、社労士法令集Sha-ra-run会員・BMWさん(51歳♂)の合格までの道のりを掲載しました。

本日は最終回、現役社労士受験生へのメッセージです。

18年度合格者BMWさんからのメッセージ

社労士の試験は厳しい試験だと思います。

例えば選択、択一ともに80%以上の得点で合格している人達は本当に実力があるのでしょうが、それ以外の得点の人は、合格・不合格は本当に紙一重の世界だと思います。

50%以下の人はこれは勉強量が足りなかったと本人も納得?できる結果でしょうが、総合点ではOKにかかわらず、あしきりで不合格の人は本当に悔しいと思うでしょう。

虚しく不条理なものです。

初年度は怖いもの知らずで受けてしまいますが、2年目、3年目になると、1年間がんばってもなんの保証もないこの戦いはきついと思います。

たった1点で不合格になってしまう恐怖。そういう意味では再受験は本当の勇気がいる』と思います。

趣味も、家庭もその他さまざまなことをすべてを犠牲にして一生懸命努力しても何の保証もないのですから........。

しかし保証がないから逃げてしまうのではなく、合格するために何をすればよいのかを考え実行する、合格するために自の力を60%から徐々に70、80と限りなく高めて合格する確率に近づいていくしかありません

常々思っていたことは

 毎年4000人以上合格しているという事実

 自分もそのうちの1人に入ればよい

 決して天才とか秀才とか卓越した人だけが合格しているわけではない。普通のおじさん、おばさんでも合格している

 本試験の時にミリタリーパワー(最大出力)を発揮できればよい

   ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

ただし、そのためには毎日の勉強、問題演習、模試など1回、1回真剣に臨む

特に模試は真剣に受け、よく言われるように、できなかった箇所をきちんと復習する必要はあります。

意外と多いのが「論点の勘違い」や「間違った考えで答え選び、それがたまたま正解になる」ことです。

そういった得点は実力での得点ではありませんし、次に違った角度から出題されるとおそらく間違います

ですから模試は正誤にかかわらずきちんと復習しました。(一つの模試の復習で1週間以上かかりとてもつらいのですが

<記憶力について>

会社で社員の名前さえ忘れて出てこない頭ですから、いろいろなことを学習しても、問題演習をしても片っ端から忘れていきます。

5分前にやった問題でもしっかりと間違えます。

3分前でも間違えます

『自分は頭が悪いのではないか』とつくづく思いました。

しかし、図書館で知り合った人から『覚えたことは砂時計のようにさらさら忘れて落ちていく、なくなったらまた逆さにして初めから覚えていくだけ』ということを聞きました。

そうです、これです

忘れても気にしなくていいのです、忘れても忘れても構わないのです。

落ちるスピード以上に上からどんどん足していけば途切れることはありません(復習、継続した学習を続けるということ)。

圧倒的な量で迫ればそのうち体に染み込んできます

問題を見て、どこが論点か、何を問われているのかなどが少しずつわかるようになり、瞬間的に反応するようになります

例のA4の解答用紙の余白などに徹底的に書いて覚えるようにしました。

また数字で覚えなければならない箇所は早くから自分なりの語呂合わせで、これもまた書いて覚えるようにしました。

選択問題でも出された穴だけでなく他の語句も修正テープで隠したり、択一の問題でも選択で出題されたら抜かれそうな語句も意識して書いて覚えていきました。

 

最後になりますが再受験は本当に勇気が必要で、その勇気ある行為に取り組んでいる人達を尊敬します

必ず合格してみせるという信念のもと本試験の日まで全力でがんばって下さい人生は自分が努力した以上に結果はでません

-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*

私のもとには毎年、「あと1点」というところで合格の扉を開くことができなかった受験生の声がたくさん届きます。

そして「来年こそ合格したいです」といただきます。

あと数点で合格できそうだった受験生は、直前期になると「また数点足りないという結果で終わるのではないか・・・」という不安と戦うことになります

その不安に打ち勝つだけの精神力と勉強量、それから体力が必要です。

確かに絶対合格するという保証はありませんが、逆に、ここで諦めたら合格は絶対にないわけです

「勉強した途端に、すぐ忘れる」という声もたくさん聞きますが、BMWさんのように、忘れるスピードを上回る知識のシャワーを浴びれば、やがて自分に浸透していきます。

秀才・天才の部類でない私たち(複数にしてごめんなさい)が、努力なし・気合なしでは、社労士試験に合格することはできないのです。

様々なことを犠牲にしての勉強期間を無駄にしないためにも、本試験日まで頑張りましょうね!

BMWさん、数々の名言、ありがとうございました


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