2009年12月10日
平成21年度社労士本試験分析(科目別択一式:雇用保険法)
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平成21年度本試験分析(科目別択一式:雇用保険法)
平成21年度の本試験を振り返ってみます。
今回は、択一式の科目別分析 雇用保険法編です。
記事は、『シャララン社労士』で労働基準法、国民年金法、厚生年金保険法を担当している栗澤純一先生です。
『通勤・通学時間でうかる! iPod 社労士 音声学習講座』の執筆も手かげています。
では、くりちゃん先生、よろしくお願いいたします(^○^)/
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それでは、今回は「択一式試験・雇用保険法」を分析したいと思います。
さて、雇用保険法といえば、平成21年3月に大きな改正が行われました。
こちらの対策にかなりの時間、労力を費やした受験生も多かったと思います。
そこで、まずはその改正の出題状況を確認してみましょう。
平成21年改正は・
平成21年改正は・・
平成21年改正は・・・
「出ませんでした〜〜〜」
「お〜い!! ( ̄皿 ̄)」
お怒りの受験生も多いでしょう。
確かに、過去の状況をみると、年度末に駆け込みで成立した改正点はあまり出題されていないのですが、試験対策上外すわけにもいかず・・・
ということで、今後も頭を悩ますことになりそうです。
さて、それでは内容を確認していきましょう。
まず、難易度としては平均的な設定だったと思います。
また、過去10年の出題実績をみると、計7問35肢のうち、およそ半分が「同じ論点」からの出題でしたので、過去問をきっちりこなしていた受験生にとっては、比較的解きやすい問題でした。
ただ、少々細かい内容を問う出題もあり、それぞれの規定を丁寧に押さえていないと取り切れないことも考えられます。
問3や問5はその典型ですね。
ちなみに、今回のような出題傾向の場合、一問一答形式の問題集ばかりを使用していると、「正解肢の判断から外すべき肢」の判断がつかず、最後の最後で頭を悩ますことになってしまうかもしれませんね。
一問一答形式の問題集は、通常、条文順に並べられているので、それぞれの問題の論点を、集中的に、テンポよく確認できることにあります。
ただ、そこには「5肢の中から選ぶ」という作業は含まれていません。
若干感覚的な要素も含まれますが、5肢択一形式に取り組んでいくと、
「正解を選ぶ際に、気にしなくてもよい肢」というものを感じ取れるように
なってきます。
この訓練が十分でないと、自信のある(はずの)解答がその他の肢に引っ張られてぼやけてしまい、最後の最後で解答を変更してしまうこともあるのです。
(極度の緊張感、プレッシャーにさらされる本試験では、ごく自然なことです)。
一問一答形式と5肢択一形式、どちらが優れているというわけではなく、
どちらも重要であるということですね。
さて、そのほかのポイントとして、雇用保険法は他の労働科目に比べ、
問題文中に「数字」が多く登場します。
仮に論点とは無関係の数字であったとしても、きちんと押さえていないと気になってしまい、最後の最後で正解の判断がつかなくなってしまうことも考えられますね。
特に、今回は法改正にひっかけた数字を用いるなど、少々手の込んだ出題もありました。
とはいえ、数字は具体的に定められています。
条文の解釈うんぬんではなく、「決まり切ったもの」ですから、正しく押さえているかどうかだけです。
細かいものもありますが、ある程度の時間をかけても、きちんと押さえておきましょう。
さて、択一式試験:雇用保険法については以上です。
次回は、労働保険徴収法を分析したいと思います。
【シャララン☆大沢の独り言】
平成21年3月の改正点が平成21年度試験に出題されなかったということは、平成22年度試験で問われる可能性が高くなるということじゃないかな・・・
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